Sunday, October 26, 2008

Rawewas

贅沢をしてしまった。
自分のPCを持ってメインバザールに行けば,
安上がりなのだが、
ウィルス対策ソフトの更新と銀行のアカウントチェックのため、
落ち着いてネットサーフィンをしたかったので、
無線LAN接続のできるカフェに来てしまった。


すぐ帰る予定が、
カプチーノ2杯で長居してしまい、
申し訳なく思い、晩御飯も食べることにした。
リゾットを注文したら、
これがなんと美味!
こんな美味しいリゾットがインドで食べられるとは!
店員も邪魔をしないし、気を使ってくれるし、
最高!!
今日は東京で過ごした、と考えれば安い。
何よりも、
八木さんから5千円もらったし、いいか。(笑)

これで今週も頑張れる!

Mission to The Light

各国の大使館が集まる地区付近に、
Khan Market(カーンマーケット)という、
デリー駐在の外国人が好むマーケットがある。
デリーに気が狂わされたときは、
物価は高いが休みに行く。

そのマーケットで、
ジャーナリストの友人とランチの待ち合わせをした。
食後のコーヒーを飲むため、
本屋の上にあるお気に入りのカフェへ行った。
ちょうど席に着いた頃、友人の携帯が鳴った。
インドが月探査機(Chandrayaan 1)の打ち上げについて、
記事を書けとの指令の電話だった。
今日(22日)水曜日の午前6時22分ロケットが発射されたのだ。

悲しいかな。
アートギャラリーに行くはずの予定が、
急遽変更になり、彼の情報収集と取材が始まった。
しかしこれもまた興味深いので、私もついていった。

インド人にロケット発射についてどう思うか、
聞いて回った。
答えはみんな同じで、というか英語力の限界からか、
「誇りに思う、ロケット発射は国際社会の仲間入りの証」
なるほど。
一方で、莫大な費用を投資したこの打ち上げ成功の裏には、
貧困問題やインフラを整える方に目を向けるべきでは、
との声もある。
先進国の技術に追いつくことも大事だが、
自国の生活水準ももっと上げる努力はしないのか。
『インド=貧しい国』
というイメージはまだまだ強い。


その夜、自分の部屋に帰ったら、
ものすごい数の虫がライトに集まった。
この時期では当たり前のことだが、
その日は非常に大量の虫がいた。
虫もロケット同様、
今日電気にむかってミッションを開始したようだ。
虫の大量発生は、
近く冬の到来を意味しているのだろう。
インドの宇宙開発は、冬を向かえないといけれど・・・。
     

              

Jamia Millia Isramia

デリーにあるイスラム系の大学がある。
その大学で、
第三世界(特に中央アジアと西アジアとインドの関係)
についてのコンファレンスがあった。
英語のクラスメイトでJNUの学生、
グルジア出身の友人マヤから誘われて行くことにした。
彼女は大学の授業があって途中参加する予定だったが、
結局来られなくなって、
一人で最後まで参加することになった。

その大学は南の方にあり、
私はデリーの中心部に住んでいるので、
節約のためぎりぎりの所までメトロで行って、
そこからオートリキシャーに乗っていくことにした。

デリーで爆弾がテロがあった。
その首謀者がこのJamia Millaの修士課程の学生だった。
今、イスラム教が多く住むエリアの地価が下がってきている。
それはこの爆弾テロの影響もあってのこと。
ヒンドゥーとムスリム溝が更に深まったように思う。

インドラプラスタという駅からオートを捕まえようとしたが、
みんな行きたがらない。
「どうしてだ?」
と聞くと、
「危ない、テロが・・・。」
ふーん。犯人は捕まったではないか。
当分はその地域のセキュリティーを強化するだろうし、
それができなければ、
インドの警察はただのアホじゃないかー!
と叫びまくってイライラすること、約30分。
ようやく新米のリキシャーワーラーを捕まえて、
行くことができた。

大学は私が想像していたよりも、
かなり綺麗でとても雰囲気が良かった。
学生の90%はイスラム系の学生だと言っていた。
実際はわからないけど。
その中で、
マイナー集団である、
ラダック出身(チベット系)の学生と知り合った。
彼もコンファレンスに参加していた人の一人だ。
その学生にお願いして、キャンパス内を見せてもらった。
現代的なギャラリーも建設中で、
新しいCAFÉもとても近代的にできていた。
いいじゃん、いいじゃん!

学部の内容も、私が求めているものをまさに行っているので、
進学先の一つの選択肢となった。
ただ、問題は留学生がイスラム教圏の学生ばかりで、
日本やアメリカ、
いわゆる先進国からの学生の受け入れ経験があまりないこと。
それについて学生に話したら、
「それはもちろん、
インドという国はヒンディー国だから、
イスラム教のものを表に出したがらない。
だからデリー大学やJNU大学が世界でメジャーなんだよ。」
とのこと。

これだ。
インドは結局のところ、ヒンドゥー国家なんだ。
もちろん政教分離された国家だけど、
メジャーであるヒンドゥーが社会の主体になっているのは明らか。

Rahul


アルゼンチンで買った靴の底に穴が開いていた。
階段を登るとき、後ろに人がいると、とても恥ずかしい・・・。
それに加えて、インドの砂だらけの道を歩くと、
ものすごい砂が靴に入ってきて、気持ちが悪い!
そこで、路面にある靴の修理屋に行くことにした。
うまいこと、靴底を接着剤でくっつけた後、縫い合わせてくれる。
かかとのほつれも直してくれるのだ。
まさにインド、ハードウェア大国!

Sunday, October 19, 2008

日曜日

Booker Prizeを受賞したAravind Adigaの処女作、
    
    『White Tiger』
  


友人がおもしろいと絶賛していたので読むことにした。
ほほぅ。
たしかに面白い。
非常に面白い!


文章は複雑ではなく、
この私でも非常に読みやすい。
また、インドのダークな部分も描かれているので、
非常に興味深い。


まだ読み終わっていないので、
内容の要約はできないけれど・・・。

その本を持って、
今日は家の近くのCafé Coffee Dayへ。
ここEast Patel Nagar店は、
室内だけでなく屋外にも席があり、
店員もみんな親切で気に入った。
昨日、口にしたものはコーヒー三杯のみだったので、
今日はサンドウィッチを食べることにした。
マサラ味。
それと二杯のコーヒー。

その帰り道、
Caféと同じ通りにあるクリーニング屋の名前が、
偶然と目に入った。
その名も 、

         『White Tiger』

  


超希少な動物ホワイトタイガー。
これからは、どんどんインドに出没するのだろう。
http://www.themanbookerprize.com/

    

序章

ブログを書くことにした。
といっても、うちの家族が読むことを目的として。
日々、変化していくインドと自分の記録として。
お母さんとお姉ちゃんはインドに来たことがあるから、
きっと色んなことが想像しやすいだろう。
いつかお兄ちゃんもインドに来てくれますように。