Wednesday, August 25, 2010

To get angry is to show your weakness

インドに戻ってすぐしなければならない事。
それは、FRRO(外国人登録)。
これがまた、インド在住外国人の大きな山なのである。

というのも、早朝から
「外国人の長蛇の列+インド人の作業の遅さ」
がその理由。
とりあえず、待たされるので、FRROへの必需品は
Ipod、 DS、PSP、本、そして食料。
本当に待たされるのだ。
しかも、その作業の遅さに加えて、彼らの機嫌によって、
理不尽な理由を付けて、追い返されたりする。
インドのお役所はいつもこんな感じなのである。



友達のすすめで、午後の窓口が閉まる直前に行くと、
その長蛇の列がなく、すんなりと終わるというアドバイスを
信じて、授業後にオートでFRROへ。


げげげ?けっこう並んでるけど?
とりあえず、建物の中に入れてもらえたから、
この列が終われば、書類チェックをしてもらえて、
奥のカウンターへたどり着ける!

と列に並んでいたら、前の方に大学院での友達、
マリアがいた。お互い書類の最終確認をしあい、
順番はマリアの書類チェックの番になった。

ドキドキしながら、お互い目でやり合っていると、
役人さんが、
「あーもう僕の仕事の時間は終わり!月曜にまた来なさい!」
えええーーーーー!
だったら、中に入れんなよ!
と思いつつ、怒っても何も起こらないインドですから、
「ええ、そうですか、ではまた来ますよ。」
大人になりました。

私が待たされたのは、ほんの30分だったので、
まあ、別にそんなに待たされてないし、まあいいや〜って思っていた。

マリアも
「反応しても、こっちが疲れるだけだし、だまって帰ろ」
とかなり冷静。



FRROを出る時、ある事を思い出した。

私といつも同じ時季に登録をする友達がいる。
シルヴァンだ。
一緒に登録に行こう、という話しになっていたんだけど、
私の書類集めが間に合わず、別々に行くことになった。
「7時45分に到着して、11時に役所を出た」と報告があったから、
私の友人のアドバイスを信じて、
「今年は、私は午後の閉まる前に行ってみる!」
と余裕満々で言ったら、
「絶対、早く行った方がいいに決まってる」
って言われたけど、無視した。
見事、シルヴァンの言う通りになった。
早く行った方が良い。でもマリアも彼氏からのアドバイスで、
来ていたので、本当にこればっかりは運試しなのかもしれない。
私はこうゆう事に関して、あまり運がいい方ではないので、
無駄なチャンスを狙わずに地道に行こうと、
月曜の朝に行く事にした。

月曜の朝。
シルヴァンが到着した時刻の同じ位に行く予定だった、
なぜなら午後から授業があったからだ。
しかし、私はちょっと寝坊した。
シャワーも浴びず、私が役所に到着したのは、8時20分。
順番待ち用のリストに名前を記入した所、21番目。
まずまずのスタートである。
寝坊のため、何も用意してこなかったので、
授業用のテキストを呼んだり、チャイを飲みに行ったりして、
ついに9時半、順番通りに並ぶ儀式が行われ、
あの外国人みんなの思いが重なる扉が開かれた。
といっても、地味に緊張しながら順番を待つだけ。

私の前にはヒンディー語を勉強してきているポーランド人と、
アフリカからの学生。
お互いに、色んな事を話しながら順番待ち。

さらに待ち札?をもらい、自分の番が来るまでひたすら待つ。
ポーランド人はインド大使館の手違いで学生がビザが降りず、
そこから、何かややこしい事になっている様子。
かわいそうに、と思いつつ、私はすんなり書類審査をスルー。
待機用のイスはびっちり埋まってしまって、ひたすら立って待たされる。
私の番がやってきた。
ドキドキしながら、最高の笑顔で挨拶をする。
すると、
「賃貸契約書のサインが一つ足りないなーーーー」
えええー?でもそれ、法的に認められた書類だし。。。
ドキドキしながら、あまり相手を怒らせないように
懸命に言い訳と話しを続け、
なんとかスタンプを押してもらえた!
ほほほほほーーーーーーー。
これが、飛び上がる程うれしい!
わかるだろうか、この喜び?

なぜなら、去年この段階で、学校からのレターが
イマイチ信用できないため、また来るようにって追い返されから。

ひゃっほー。
8時20分着の10時45分出!
ルンルンで、行列の脇を歩くと、みんなに
「おめでとーーー!」とか、
「もう済んだのか?何時に来たのか?」とか聞かれる。
喜び溢れんばかりの笑顔で、
「イェスイェース!8時20分!!!!!」
と答えたら、
友達のマリアとルーカスが列の中にいた。
「僕たちは君のたったの10分後に来たのに・・・」
ほほほーごめんね、その10分間がものをいう国、
日本から来てますからーーー!
とルンルンで、FRROを後にし、
余りの嬉しさに、授業前にプールに行くというご褒美を
自分にかして、一旦帰宅してからプールへ行った。


このFRRO、大まかにいえば、
「インド人v.s.インド在住外国人」という図式で、
非常に異空間なのである。
さらに、色々なドラマが生まれるのである。
例えば、アフガニスタン人は入国の24時間以内に
登録する義務があるのに、入国3年目にして、登録に来る人。
ちなみにビザは3ヶ月。。。おそらく強制送還。
赤ちゃんを連れてこいと言われたのに、追い返される親子。
まったく字の書けない、パキスタン人。記入を外国人に頼み、
サインができずボールペンのインクで拇印。
などなど、非常に面白い事に遭遇できるのだ。

業者に頼めば、待ち時間なくいけるけど、
この異様な光景を眺めるのも、年に一度なら悪くはない。

ちなみに、昨年は追い返されて、二週間以内に登録できなかったため、
罰金で約3,000円払わされた。訳あって、三回も通ったのだ。


私を担当してくれたカウンターのおじさん、
デスクをのぞいてみたら、
「怒ることは、自分の弱さを見せること」
って貼ってあったーーー!
まさに、その通りですねーーーーー!

その後、この言葉が頭から離れず、
あまりインド人に怒鳴り散らさないようにしようと心に決めた。

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